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メスティンで、ごはん直火炊きのやり方とコツ 1合編

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年を越してから寒さが本格的になり、キャンプに行きたいけど行けていないので、ベランダでメスティン炊飯をして遊んだついでにですが・・・、
ソロキャンパーの僕なりの “メスティンで炊飯” のやり方とコツを紹介します。笑

今回はスタンダードにお米1合でやっていきます。
自己流なので、よそとは違う部分があるかもしれませんが、人それぞれ、道具や状況によって変わってくるものなので、そういったことを前提に読んでいただければと思います。

火を扱うので、
ヤケドと火事にはご注意を。

用意するもの

  • メスティン(なんでも可)
  • お米 1合(無洗米がおすすめ)
  • (適量:米の量と季節によって調整)
  • 熱源(安定した火力のもの推奨)

メスティンに関しては、どこのモノでも構いません。もちろん Trangia でも良いし、他社のものでもOK。今回は amazonで買った MiliCamp のモノを使います。

ラージではなく、通常サイズのものになります

以前の記事でも書きましたが、お米は無洗米がオススメ。今回は1合でやっていきます。

熱源もなんでもOKと言いたいところですが・・・、安定した火力と、弱火が必要なるので、バーナーやコンロがオススメ。さらに言うと、風防を使うとさらに安定します。
焚き火でやるのはオススメできません。火力が安定しないのと火が強くなりがちなので。慣れないうちはやめておきましょう。
今回はプリムス P-153を使います。

風防は意外と大事
火力の安定につながります

手順

  1. メスティンに米と水を入れる
  2. 水に漬ける
  3. 火にかけて沸騰させる(中火 or 弱火)
  4. 炊きあがるまで待って(弱火)、火を止める
  5. 蒸らす
  6. かき混ぜて完成

特に、

1の米と水の量と、

4のどこで火を止めるかがネックになります

1. メスティンに米と水を入れる

いきなり大事な作業になりますが・・・
米の量と水の量で大体仕上がりが決まります。
逆に、ここで大きく間違えなければ、そんなに失敗することもないでしょう。

目分量でできるようになるには、そこそこ場数が必要なので、不安ならばちゃんと計量カップなど使いましょう。

事前に一通り練習できると良いですね

まずはお米を入れます。
今回はお米は1合 180mlでやっていきます。

計量カップを使うか、使う分だけジップロックなどで小分けして持って行くのも良いと思います。
慣れれば目分量でできなくもないですが、最初はやめておきましょう。

半合ごとに黒ペンで印をつけてます。

僕は小さいペットボトルに米を入れて持っていきますが、印をつけて米の量がわかるようにしてます。

では水を入れていきます

お米 1合 180ml に対して、水は少し多いくらいの 190〜200mlくらいにします。
冬だったら +10ml ほど多くしたりもします。
大体でやるにしても、最初は計量カップがあれば一番良いと思います。

MiliCamp のメスティンは目盛りがついてます。
『1白米』と書いてある目盛りをちょっと超えたくらいの水位でした。

目盛りがないメスティンでも、取っ手のリベットなどで目印にして覚えておくと良いでしょう。
メーカーによって、リベットの位置が微妙に変わってくるのでご注意を。

何度かやって、お米からどれくらい水位かで覚えておくのが良いと思います。

2. 水に漬ける

水を入れたら、ゴミや埃が入らないように、蓋をして水に漬けてしばらく放置します。
最低30分は水に漬けておきましょう。45分くらい漬けておけば間違いないと思います。

初心者は怠りがちですが、これも大事な過程なので、忘れずに必ずやってください。

僕は毎回45分漬けます。漬けすぎて失敗することもあまりないと思います。一晩漬けて朝にごはん炊いたこともありますが、全然大丈夫でした。

キャンプ場に到着したら、何よりもまず最初に

お米を水に漬けるという友人もいます。笑

3. 火にかけて沸騰させる(中火 or 弱火)

しっかりと水に漬けたら、ここでやっと火にかけます。
まずは沸騰するまでが一段階。
中火で始めますが、次の段階として沸騰し始めたら弱火にします。
途中で調節するのが面倒な人は、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、最初から最後まで弱火でもOK。

今回は、冬で寒くて時間がかかるため、中火で始めます。

  • グツグツとした音がする
  • 湯気が出てくる
  • 蓋が押し上げられる
  • 蓋の隙間から吹きこぼれる

これらが沸騰のサインです。
確認できたら、次の段階へ行きましょう!

音は小さいので、

耳を近づけないと聞こえないかもしれません。
なんなら蓋をちょっと開けて中を確認するのもOKです。

蓋が外れないように、何かしら重しを乗せると良いです。

4. 炊きあがるまで待って(弱火)、火を止める

メスティンの中が沸騰しているのがわかったら、弱火にします。
そして、炊きあがるまでしばらく待ちます。

で、ここでのネックは “いつ火を止めるか?” になります。
水の量を間違っていなくて、しっかりと水に漬けていれば、ベチャベチャにはなりませんが、火に長くかけすぎると当然焦げ付きます。

僕は大体 10分を目安にしてますが、
その場の状況や、使っている道具によって変わるので、自分なりのタイミングを前もって掴めているといいのですが・・・・。

多少焦げ付くのはよくあることなので、失敗は恐れずに!
僕は何度も焦げ付かせてます笑

蓋を開けて確認するのもOKです。
スプーンや箸などで下の方の状態も確認しちゃいましょう。

10分ちょうどくらいで確認してます。
ちょっと水っぽいので、また蓋をして待ちます。

ここで多少の調整をするのOK。
水っぽければ火にかける時間を長くし、
逆にパサパサであれば、水を全体に振りかけるのも有りです!

ちょっと味見してみるのも良いですね。



しばらくすると、パチパチと炊かれた米が焼かれる音がするので、ほんのちょっとだけ待って火をとめます。
パチパチ言い出してからの、時間が長くなると焦げ付きますが、ここでの時間感覚は結構短いです。

うーん、説明がしづらいですが、1分もないくらいですかね
迷ったら、もう火をとめちゃいましょう!
パチパチ音はすごく小さいので注意!

蓋を再度確認してもOKです。
今回は、どうやらうまくいったみたいです。

沸騰し始めてからの時間です。

沸騰してから自分でOKを出すまでの時間を見ると、11分22秒でした。
大体いつも通りといった感じでした。

5. 蒸らす

あともうちょいです!
蓋をしたまま5分ほど放置して蒸らします。
多少固くとも、蒸らすことで多少緩和されます。

メスティンをひっくり返して蒸らすのも有りです

6. 軽くかき混ぜる 〜 完成

蒸らしが終われば全て終了です。
最後に軽くかき混ぜて空気を入れてふっくらした状態でおいしく食べましょう。

以上になります。お疲れさまでした!

今回はうまくいきました!
直火で炊くごはんはおいしい!

まとめ & コツ

コツというほどではないかもしれませんが、
最後にまとめると・・・

  • 水の量を間違わない
  • しっかりと水に漬ける(45分目安)
  • 安定した火力&弱火
  • 途中確認(目視可)
  • どこで火を止めるか
  • 蒸らす

以上のことが大事なポイントになります。
これらのことを注意すれば、失敗するにしてもそんなにひどいことにならないはず!
あともう一個追加すると

  • 事前練習

これも大事です!
一回やって時間的感覚と、一連の作業を把握できると良いと思います。
ご拝読、ありがとうございました!

メスティン炊飯を楽しんでください!


余談ですが、

ちょっと焦げかけてました。
まあ、これくらいは許容範囲かな?笑