今回はメスティンを使ったお手軽で簡単な燻製について紹介しようと思います。
キャンプ場での時間潰しと酒の肴のために、今まではダンボールの燻製器をつかって”温燻”と言われるやり方のものをよくやってました。ですが、ダンボールの燻製器はコンパクトなのですが、ソロキャンには流石にちょっとかさばるので、もっとコンパクトでお手軽にできるものがないかということで、メスティン燻製にたどり着きました。
ちなみにメスティンを使った燻製は”熱燻”といわれるものになり、温燻よりも短時間でできるので、お手軽でオススメです。(やけどには注意しましょう。)
温燻と熱燻の違いはついてはここでは書きませんが、Wikiで書いてある内容が一番わかり易いかとおもいます。→Wikipedia
BlogだったりYoutubeですでに結構取り上げられてて、やり方は人によって色々ありますが、今回は自分なりのやり方を紹介します。他の人と違いところも多々あるかと思いますがご留意ください。基本的に自己責任でお願いいたします。
用意するもの
- メスティン
- 網
- クリップ(なくてもOK)
- 燻製チップ
- 熱源(バーナーかコンロがおすすめ)
- 食材(お好みで)
メスティン
メスティンで燻製と言ってくらいなので、当然メスティンを用意します。使い込みすぎて汚いのはご容赦を。
汚れたり匂いがつかないように、また他の用途でも使えるように、メスティンの中をアルミホイルで覆うやり方が多いかと思いますが、自分は使いません。単純にめんどくさいので笑。また、やったところで匂いも染みもつきます。燻製に使ったメスティンは、燻製用専用にしてしまうのが良いと思います。もしくは気にしないで使いまくる!がいいです笑。自分はお構いなしにごはん炊いたり、パスタ作ったりしまってます。
メスティンは、後述の網が入れば、Trangiaのものでもそうじゃないものでもなんでも大丈夫です。MiliCampのメスティンも安くて良さそうですね。
網
メスティンの中で食材を置くため網になります。amazonでメスティンのサイズにジャストフィットするものが売っています。もともとは蒸し料理をするためのものなのかな?足が低いので難点。ラージサイズのメスティンをつかう場合はラージに適合するサイズのものあります。サイズは適宜確認しましょう。
クリップ
こちらはなくても大丈夫です。
正式名称はなんというかわかりませんが、会社によくあるアレです。前述の網の足の短さを補うためのもので、煙の出るチップ及び熱源と食材との距離を取るために使います。なければないで何かしら工夫しましょう。なくても構いませんが、チップ周辺に食材は置かない方がいいと思います。
燻製チップ
基本的にはなんでも良いですが、熱燻においてはブロック型のものではなく、サラサラしたチップ状のものがおすすめです。個人的には”さくらチップ”がおすすめ。
熱源
これもなんでもいいです。と言いたい所ですが、シングルバーナーがおすすめです。チップはそんなに使わないので、置いたチップにメスティン越しに火を当てるのでピンポイントでできるとやりやすいです。今回はシングルバーナーでやります。
コンロでも焚き火でも炭火でも、できないことはないのであまり神経質にならなくとも良いと思います。というかやってます。
食材
燻製にする食材です。これはもうお好きなものを。
漫画『いぶり暮らし』を参考にするのも良し、燻製本を参考にするも良しです。
自分がよくやるのは、ウズラの卵だったり、ソーセージやチーズ(熱燻にはちょっとむずかしいです)、柿の種やピスタチオ、ベーコン、焼き魚だったりいろいろやってます。セブンイレブンの惣菜が多いです。
今回ははセブンイレブンのあらびきウィンナーと、うずら卵水煮でやってみます。
うずらの水煮はそのままでいいのですが、よりおいしくするために、麺つゆに漬けておきます。いつもは前日にやって、一晩くらい漬けるのですが今回は時間がないので1時間くらいで。色もちょっと変わってそこそこ染みてますね。よしよし。
手順
では、実際にやって行きましょう。
1. メスティンにチップを入れ、網をセットする。
チップの量は適当です。大体写真でちょっと多いくらいですが、多少多かろうが少なかろうが大丈夫です。1回やれば大体わかると思うので失敗を恐れずにやってください。
2. 食材をセット。
網の上に食材を置きましょう。あまり欲張らずにスペースに余裕を持ってやるのが良いです。写真は欲張りすぎですね笑。メスティンに接してしまうと食材が焼けて焦げてしまうので注意しましょう。
はい。ここで大事なところですが、食材はなるべく乾いた状態で燻りましょう。あまり水分を含んだものをやると、滴り落ちてチップが燃えにくくなります。また煙が出るまで時間がかかったりします。
3. フタをして火にかける
メスティンの中で置いたチップの中心に火がかかるようにして、しばらく待ちます。ちなみに季節や気温や中のモノによって、煙が出始めるタイミング、つまりチップが燃え始めるタイミングが変わってきます。
フタは煙を逃がすため、ちょっとだけ開けておきましょう。
火加減は中火くらいで。やけどには注意してください。
4. 煙が出てきたら待つ。
火にかけたら煙が出てくるのを待って、煙が出始めたら10〜15分程度で終了。
間違えないでもらいたいのが、火にかけてからの時間ではなく、煙が出始めてからの時間になります。
なかなか煙が出てこないようでしたら、食材を一回出してチップだけ火にかけてちょっと煙が出たら(つまり煙の出やすい状況を作ってあげて)、また食材を入れてやるというやり方もアリです。
5. 出来上がり。
フタを開けて食材の色味で大体判断してます。足りないかなーと思ったら、もうちょっと火にかけたりもします。今回はかなりうまくいきました。おいしそう。
あとはおいしくいただくだけですね。ビールで一杯やるも良し、日本酒でちびちびやるも良しです。
以上、メスティンでの燻製でした。
どうでしょうか?そんなに難しくないかと思います。
燻製って定番のものだけではなく、コンビニやスーパーにあるよくあるもので、こんなものがこんなになるんだ!という驚きもあって非常に楽しいものなので、皆さんにも是非楽しんでもらいたく書かせてもらいました。
みなさんのキャンプライフがより楽しくなればと思います。長文お付き合い、ありがとうございました。