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ミニベロ(小径自転車)のタイヤ交換のやり方:初めての人、初心者向け

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今回は、久しぶりにやってみたので備忘録もかねてですが、ミニベロ(小径自転車)のタイヤ交換のやり方について、書いていきたいと思います。

ミニベロに限らず自転車のタイヤ交換は、馴れてしまえば難しい作業ではなく、大して力も使わないので、自分でやってみようと考えている人の参考になれば嬉しいです。

まずは、タイヤ交換をする僕のミニベロの紹介。

ドロップハンドルは、フラットハンドルに交換してます。

BBRUNO MINIVELO 20 ROAD DROP WORLD TRAVELER

タイヤは、20インチ406サイズ
ミニベロの20インチのタイヤには、406規格と451規格の2つが存在するのでご注意ください。
今回は、単に交換するだけではなく、元々付いていた太いタイヤ(1.75)を細いタイヤ(1.10)に交換します。

太い細いはそれぞれ良し悪しがありますが、
細いタイヤは転がりよく、軽快に走れます。

作業前の確認&準備

自転車のタイヤは、ホイールによって適合するしないがあるので、しっかりと確認してください。
ポイントとしては以下になります。

  • タイヤのサイズと規格
  • タイヤの太さ
  • チューブとリムテープ(サイズ・規格・太さ)
  • 使う道具・工具

前述しましたが、ミニベロのタイヤは406規格と451規格の2つがあるので、自分の自転車がどちらかかしっかりと確認します。
太さに関しては、特に理由がなければ変える必要はありませんが、変更する場合はホイールによって適合しない場合もあるので、こちらもしっかりと確認してください。

チューブとリムは、極端な話、交換しなくとも良いのですが、大した手間でもなく、価格も安く、交換時期もタイヤと変わらないので、一緒にやってしまいましょう!

数字ばかりでパッと見わかりにくいですが、
きちんと確認することをオススメします

今回、実際に購入したパーツになります。

  • タイヤ:SCHWALBE ONE 20×1.10(28-406) 
  • チューブ:SCHWALBE 20×1.10/1.50、20×11/8(406)用チューブ 仏式 40㎜バルブ 6SV
  • リムテープ:Panaracer Poly-Lite 20inch 18mm

あまり高くならない範囲で、定番で揃えました。
サイズ・規格・太さなどは、大体明記してあると思いますので、そんなに分からないこともないと思います。

道具は以下のものを使いました。

  • 空気入れ
  • タイヤレバー
  • 六角レンチ
  • マイナスドライバー

自転車によって、多少違いが出てくるかと思いますが、最低限これらが必要になってくると思います。
タイヤレバーは価格が安く、パンクの修理にも使えるので買っておきましょう。

手順

作業に入る前に全体の手順の確認になります。

  1. フレームからホイールを外す
  2. ホイールから古いタイヤとチューブを外す
  3. リムテープを交換する
  4. ホイールに新しいタイヤとチューブをはめる
  5. フレームにホイールを付ける

それでは、実際の作業になります。

1. フレームからホイールを外す

ブレーキをリリース


まずはブレーキワイヤーを緩めて、ブレーキをリリースします。
(そのままだとブレーキに引っかかって、ホイールが外れないので)

※自転車によって方式が変わります。それぞれにマッチした方法でお願いします。

クイックリリース、またはナットを緩めす

クイックリリースは手の力で外れます。
反対側も緩めます。

ここらへんで、車体をひっくり返して作業します。

フレームとホイールを固定しているパーツ(クイックリリース、またはナット)を緩めて、ホイールが外れる状態にしておきます。
僕のミニベロはクイックリリースなので、特に工具は使わずに済みました。

※自転車によって方式が変わります。それぞれにマッチした方法でお願いします。

フレームからホイールを外す

前輪は簡単に外せます。
後輪はチェーンを外してから作業します。

前輪は、特に何も考えずに外れると思います。
後輪は、チェーンがスプロケット(歯車)にハマっているので、前輪に比べて外しにくいですが、ペダル側のチェーンを外して余裕を作った状態で、ガチャガチャと動かしたりやれば外れます。

外す前に、後輪のギアとチェーンがどういうハマり方をしているか、写真を取っておくと良いです。
あとでホイールを付ける時に楽になります。

2. ホイールから古いタイヤとチューブを外す

・タイヤの空気を抜く

空気が入っていると作業ができないので、まずはタイヤの空気を抜きます。

※自転車によって方式が変わります。それぞれにマッチした方法でお願いします。

・バルブナットを外す

バルブをホイールに固定しているナットを外して、バルブが外れる状態にします。

タイヤを揉む

タイヤがホイールに軽く張り付いていることがあるので、指で押して予め剥がしておきます。

・タイヤの片側をリムから外す

大体写真くらいの距離でレバーを2本差し込み、
テコの応用で一部をリムから外し、取っ掛かりを作ります。

できた取っ掛かりから、レバーをリムに沿ってスライドさせます。
一周してタイヤの片面をすべて外します。
一回ではうまく行かないかもしれませんが、色々と試してみてください。

多少力を使います。

・もう片側もリムから外す

手でもできますが、外しにくければレバーを使いましょう。
この時にチューブも外してしまいます。

どちらからやっても構いませんが、前輪も後輪も同様の作業になります。

3. リムテープを交換する

・リムテームを外す

おそらく張り付いているので、マイナスドライバーでこじって隙間を作ります。

できた隙間にマイナスドライバーを通して、引っ張りながらそのまま一周するように外します。

新しいリムテームを取り付ける

バルブを通す穴があるので、
ホイールの穴とリムテープの穴をちゃんと合わせます。

指で引っ張りながら、ホイールのセンターを通るように位置を合わせながら取り付けます。

どちらからやっても構いませんが、前輪も後輪も同様の作業になります。

4. ホイールに新しいタイヤとチューブをはめる

・タイヤの進行方向の確認

タイヤには装着する向き(進行方向)があるので、ちゃんと確認してから取り着けていきます。
間違えるとすごく手間なので、しっかりと確認してください。
今回購入した SCHWALBE ONE は、写真のように「▷ROTATION▷」と進行方向がわかるようになっています。

ちなみに、後で逆方向に取り付けてしまったことが
後で発覚してやり直す羽目になりました・・・

タイヤの片側をリムにはめる

外した時とは逆の手順をやっていきます。
まずはタイヤの片側をホイールにハメます。
手だけでできると思いますが、やりにくければレバーを使いましょう。

・チューブを入れる

最初にバルブを出してしまいます。
バルブのナットはまだ着けなくても大丈夫です。

あとは指で押し込んでいくただけです。
一周して、すべて入れてください。
チューブはホイール側ではなく、タイヤ側に押し込むようにしましょう。

・残った片側もリムにハメる

チューブがすべてタイヤの中に入ったら、
残った片側をリムにハメます。

手でハメることもできますが、難しいようでしたらタイヤレバーを使いましょう。
外す時とは逆のやり方でテコをきかせてハメめます。
この時に、チューブがホイール側にはまっていると、レバーと接触して穴が空くこともあるので注意してください。

・バルブナットを締める

バルブナットを締めて固定し、外れないようにします。

・タイヤに空気を入れる

ここでタイヤの空気は入れてしまいましょう。
空気を入れることで、タイヤがリムから外れることもなくなって、取り付けがしやすくなります。

どちらからやっても構いませんが、前輪も後輪も同様の作業になります。

5. フレームにホイールを付ける

最初の外す時と逆の手順をやっていきます。

  • フレームへの取り付け
  • フレームに固定する
  • ブレーキワイヤーを締める

フレームへの取り付けですが、先程同様に前輪は簡単にできますが、後輪はチェーンをギアにハメながらになるので、若干手間がかかります。(ホイール側のギアにチェーンをハメてから、ペダル側をハメます。)

外す時同様、前輪は難なく着けられると思います。

次にホイールをフレームに固定するパーツ(クイックリリースまたはナット)を締め、
最後にブレーキワイヤーも締め、ブレーキ使えるようにします。

作業は以上になります。

最後に、もろもろチェックして異常がなければ終了です。
お疲れ様でした。


細いタイヤにしたので、シュッとした印象になりました。

以上、ミニベロのタイヤ交換でした。
実際にやってみると分かると思いますが、意外と簡単に感じると思います。

細いタイヤにして大正解。
軽快さを体感できるくらいに快適!

ご拝読ありがとうございました!