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M.2 SSDをポータブル ストレージとして導入&運用

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以前まで200GBほどのmicroSDを何枚か持ち歩き、ストレージ代わりに使っていたのですが、それをやめて、最近は本来PC内蔵用であるM.2 SSDをケース入れて、コンパクトな外部ストレージとして使っています。

microSDはコンパクトで良かったんですけど・・・・、
買いやすい価格のモノが200〜256GBくらいのモノで→結果枚数が増える→何枚も持っているとどれがどれだか分かりにくかったり、抜き差しが面倒だったりする。
それと、ちゃんと保護しないと破損してしまったり、転送速度の問題だったりと、
概ね管理と運用の面で、使っていたらそれなりにネガティブな部分が出てきました。

とは言え、今さら2.5インチのドライブを持ち歩くのも億劫で、SamsungのT3あたりも良いかなと思いつつもまだちょっと高いので、これらよりも小さくて安く済むモノとしてM.2 SSDの存在を思い出し、使ってみようと言うことになりました。

今回はなるべく簡素に、ポータブルM.2 SSDの導入と運用を書かせてもらいますので、興味のある方は参考にしていただければと思います。

※購入・組み立て・運用は自己責任でお願いします。

M.2 SSDのついて & 注意点

M.2 SSDの「M.2」とは規格名で、
そういう名前のモノだと思ってくれればいいのですが、

そのものをザックリと説明すると以下になります。

従来の2.5インチのSSD(SATA SSD)やHDDに比べて、非常にコンパクトで転送速度が速い記憶媒体。2.5インチでは頭打ちになった転送速度を超えるこれからのSSDの規格。
本来ラップトップなどの内蔵を想定して作られたモノ。
目につくデメリットは高速でコンパクトな分、高温になるということくらい。

ということを、踏まえた上で注意点になります。

サイズ

サイズが色々あるのですが、大体流通しているのは以下の3種。

  • type2280 (22×80m) 
  • type2260 (22×60mm) 
  • type2242 (22×42mm) 

横幅はすべて同じなので全長が違うだけです。なので2280対応のケースであれば、長い分どれでも使えますが、その逆は物理的に入らなくなりますのでご注意ください。
今よく出回っていて価格も買いやすいのは2280になります。
2242で対応するケースであれば、よりコンパクトになって良いのですがまだちょっと選択肢が少ないです。

規格

さらに同じM.2の中で、規格というか端子が違いが2種あります。
(ここではザックリと2種とだけ書きます。くわしく説明しているところもたくさんあるので興味ある人は調べてみてください。)

それぞれ適合するM.2 SSD本体とケースを揃えないと
使えませんのでご注意ください。

NVMe(PCIe)

・理論上の最大転送速度が30Gbで速い。従来の2.5インチSSDよりも高速。
・価格が比較的高い。
・発熱量が高く、場合によっては熱対策が必要。

SATA

・速度は従来通り600MB/sまで。2.5インチSSDと同じ速度。
・価格はNVMeに比べて安い。
・熱くはなるが対策するほどではない。

繰り返しますが、それぞれに対応するM.2 SSDとケースを揃えないと使用できませんので注意してください。

では、実際に作っていきましょう。

実際に購入したもの

自分が実際に購入したものになります。

今回は初めてなので安全策を取り、比較的安く熱対策もあまり気にしなくて良さそうなSATAでつくってみました。従来の2.5インチのSATA SSDの速度で全く不満もないので。また所詮、外付けでデータを持ち運ぶ程度なので、安ければ良いという考えで買うものを決めました。サイズは2280です。

M.2 SSD本体

Crucial [Micron製] 内蔵SSD MX300 525GB (3D TLC NAND/M.2 Type / 3年保証)国内正規品 CT525MX300SSD4/JP

たまたま自分が買った時は安かったのでこれにしましたが、値段に変動があるのでご注意ください。本当は1TBくらいのモノにしようと思ったのですが、初めてなので安全策で500GBクラスのものにしました。(今にして思うと全く問題なかったので1TBでも良かったと軽く後悔。)

エンクロージャケース

Wavlink USB-C M.2 SATA SSDケース(NGFF/B Key)対応 UASPサポートUSB 3.1 Gen2 10Gbps SATAハードドライブエンクロージャー

SB3.1 Gen2の表記があり、¥3000程度で比較的安かったのと、USB-C→Cのケーブルと、USB-C→Aのケーブルの2種が付属していてお得感あったのでこれにしました。(ケーブルはもう少し短いやつだったら良かった。)組み立てに使うドライバーも付属してます。

組み立て

組み立て作業は簡単です。
基盤のスロットルにM.2 SSDをハメてネジで止めて、ケースに入れてまたネジ止めするだけです。
いわゆる”誰にでもできる”レベルだと思います。

この手のモノの組み立ての際は、

手の静電気に注意しましょう。

完成&運用

というわけで完成。
あとはMacなりPCなりに接続して初期化して普通に使うだけです。
特に問題なく現在も使っています。
すみません、運用に関しては特に書くことはありません。
各方適宜ご自由に。

ちなみに、ケースに付属していたUSB-C→Cケーブルが少し長かったので、短いモノを買いました。

Mauknci ナイロン編み被覆 type-c to type-c ケーブル 30cm USB 3.1 Gen2 USB PD対応 最大3A/60W C to C ケーブル 0.3m

ついでに、USB-C→Aの短いモノもありました。こちらも購入。

LEPLUS USB Type C ケーブル Android スマートフォン対応 0.15m (15cm) 高速転送 USB 3.1 Gen2 3A 急速充電 タイプ C USB A to USB C ブラック LP-MATCC01BK

以上、M.2 SSDをポータブル ストレージとして導入&運用でした。
まあ、運用は運用というほど、何かするわけではなく普通に使うだけですが・・・・、 熱に関してもSATAなので特に熱すぎたり、特に熱暴走することもなく、また速度に不満もまったくなく、日々の作業&持ち運びで公私共に非常に捗ってます。

選択肢が増えたら2242のケースとSSDで、
さらに小さいもので作ってみるのも良いかなと思ってます。